工法紹介

  • アスファルト系防水
  • 塗膜防水
  • シート防水
  • 勾配防水
  • 屋上緑化

熱アスファルト防水

防水の中で、最も実績と信頼をもった防水工法ですが、溶融釡でアスファルトを溶かしながら 施工するので、ビル・マンションの屋上や、公共の建物等、大規模な面積での施工を主とします。アスファルトとルーフィングを交互に何回も積層し、連続した皮膜を形成します。 新築の建物で多く採用されます。

BANKS工法

溶融釡を使用しないで、本格的なアスファルト防水を再現した工法です。
予めシートの裏面にアスファルト層が設けており、バーナーでアスファルト層を溶かしながら 貼り付けます。 流れ出た大量のアスファルトを専用工具で転圧し、ジョイント部の隙間を確実に埋めるため、水密性に優れます。
次回改修時には撤去せず、同質のアスファルトを被せて施工できるので、ライフサイクルコストが低減できます。

改質アスファルト防水(トーチ工法)

アスファルト防水の改良型で、信頼性が高く、小面積にも対応可能です。
改質アスファルトを含浸させた分厚い改質アスファルトシートをバーナーで焙りながら接着します。防水性能の高さと、優れた耐久性を発揮します。
次回改修時には撤去せず、同質のアスファルトを被せて施工できるので、ライフサイクルコストの低減ができます。

熱アスファルト防水 冷工法

アスファルトシートの裏面に自着層が付いているため、火気を用いらずに施工することが可能 な工法です。
使用箇所は限定されますが、火気を使用せず、臭気の発生が全くない、環境に配慮した工法です。

ウレタン防水(複合)

シート系防水と塗膜系防水の長所を兼ね添えた工法です。絶縁工法の為、建物挙動の影響を受けにくく信頼性の高い防水工法です。小面積から大面積まで施工箇所を選びません。通気層もある為、改修工事でも活躍しています。

ウレタン防水(密着)

ウレタンは伸縮性に富みますが、建物に密着施工した場合、クラックへの追随性は求めにくいので大面積での施工には向きません。
笠木や庇、小面積のバルコニーなどを主として採用されています。

FRP防水

水密性が高く、強靭な防水層を形成するため、歩行頻度が高い箇所での採用が好まれます。ただし、防水材としての伸縮性は他の防水材よりも低いため、大面積での施工には不向きです。 改修時の塗り重ねが可能で、一般住宅のバルコニーでの施工が主流の防水です。

塩ビシート防水(機械固定)

下地にディスクを固定してディスクに熱溶着することでシートを固定施工します。
下地を選ばないので、改修工事で広く採用されます。
何度も改修を繰り返す事は困難なため、新築現場では採用されません。

塩ビシート防水(密着工法)

彩色されたシートを接着剤で貼り付けて施工します。 トップコートを塗らずに仕上げることが可能で美観性に優れます。住宅のバルコニーなど、小面積の新築 工事で採用されています。

長尺シート

主に、マンションやアパートなど集合住宅のベランダ・共用廊下の床面に施工します。防水性や歩行性の向上だけでなく、古くなったベランダや共用廊下の美観性・質感の向上にも 効果があります。

シングル

局面や変形に対応可能で、自由な形の屋根がつくれます。
屋根設計に自由度をもたらす、法定不燃材の屋根材です。 意匠性を重視した建物での採用も多くあります。

屋上緑化 G-WAVE(グリーンルーフシステム)

軽量かつ保水性・通気性を追求した環境型緑化システム。
近年では、環境配慮を重視される企業様、屋上庭園を希望されるお客様からのご採用が増えています。

緑化システムによるメリット

遮熱効果

屋上緑化によるクールダウン効果で、夏季の冷房費の節約に役立ちます。
直下のフロアーでは、約 2°Cの低下が見込め、省エネ効果が期待できます。

保護層機能

屋上面での温度差が激しいと、コンクリートの膨張・収縮によって、建物劣化を招きます。
屋上緑化により、建物の耐久性が向上し、ライフサイクルコストが削減されます。

ヒートアイランド現象の抑制

緑化された屋上から水分が蒸発することで、地表の熱が奪われ、冷却効果をもたらします。
地球レベルで問題になっている温暖化現象の抑制に貢献できます。

水害防止

コンクリートやアスファルト面の多い都市部では、雨水の急激な流出による洪水が問題視されています。
屋上緑化は、雨水を一旦取り込み、集中的な排水を抑える効果があります。